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モーニングコーヒーはベンチで鳩と

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遺伝子検査を受けたので何がわかるかまとめてみた

やってみた 健康

ここ数ヶ月だけ見ても癌で無くなっている著名人のニュースは目立つ。個人的にはデヴィッド・ボウイには驚いた。こういうニュースを目にすると自分は健康なんだろうかと心配になってる人もいるんじゃないだろうか。ある程度需要があると思うので、昨年末に受けた遺伝子検査についてまとめてみようと思う。

ちなみに私は医者でも医療従事者でも無いので、一般人による経験とちょっと調べた程度の情報であることをご了承いただきたい。

どんな検査を受けたか?

年末に受けたのは癌のリスクを判定する Cantectマイクロアレイ検査。

それぞれ血液を取って遺伝子の反応から癌の超早期発見ができるというもの。2つの検査の違いとしては、Cantect が総合的な癌リスクを判定する検査なのに対して、マイクロアレイは消化器(胃、大腸、膵臓、胆道 等)に限定して発症の有無を調べることができる。日本人男女の癌発症率上位3位以内に胃と大腸は入っているので、まずは消化器系の検査を受けておくと予防としてはかなり効果的だと思う。その他に発症数が多い部位としては男性だと前立腺、女性は乳癌、子宮癌が上位に入っている。そいうった総合的なリスクを判定するのにCantect は向いてる。

あと、書類を整理していたら2年前に受けたsignpost (サインポスト)という大学発ベンチャー企業がやっている運動&栄養プログラムの結果も出てきた。こちらは生まれ持った遺伝子を解析して、どんな生活習慣病になりやすいかがわかってしまうもの。自分の食事や生活習慣が体にあっているかどうかがわかる検査。

人間ドックは不十分なのか?

健康診断といえば人間ドック。細かく調べようとすると病院によっては10万越えたりで、なかなか個人で受けるのは負担が大きい。で、これを定期的にやっていれば大丈夫なのか?という疑問が出てくると思う。

経済的に一般人よりも豊かであるはずの有名人が癌で亡くなったというニュースを聞くたび自分は「人間ドック受けてなかったのかな?」と思ってた。が、人間ドックでわかることはあくまで癌があります、でありリスク度までは教えてくれない。なってからでは億万長者であっても、完治できるかどうかを左右するのは生まれ持った体力や遺伝子なのでお金の問題じゃないのかもしれない。まあ、多忙だったり人前に出る仕事だと治療方法が限定されてしまう、といった事情もあるかもしれないが。

腫瘍マーカー、検便、胃カメラなどが人間ドックの検査に入っている主だった癌リスク検査になると思うが、どれも腫瘍が出来ているかどうかを判別する検査なので、発症リスクまではわからない。

どうやら癌の発生プロセスには大きくわけて3段階あって、遺伝子異常が第一段階、がん細胞が増殖し始めてから発がんするまでが第二段階、腫瘍など視認可能レベルのがん細胞に成長するのが第三段階のよう。で、人間ドックやPET検査で判別できるのはこの第三段階になってからということらしい。 

http://katoclinic.info/wp_img/kensa/cantect_2.png

幅広いがん遺伝子検査 | 新横浜かとうクリニック

 

上の画像をみるとがん細胞が増殖して発がんするまでの期間は5年〜20年とあるので、この期間にリスクを発見することが出来るのとスルーしてしまうのでは、かなりその後の対処が変わるのだろうということは容易に想像がつく。

気になるお値段は?

ここまで読むと検査しておくに越したことはないよね、と誰もが思うはず。現在これらの検査は保険対象外なので、100%自腹になるわけだがいくらで受けられるのかが気になるところ。マイクロアレイ検査だといくつか調べてみたところ7万〜12万円と結構幅があるが、最安でみてもなかなかのお値段。

これを健康という安心を買う値段として考えてみよう。発がんするまでの期間は上の画像の数字だけで言うと最短5年。つまり一度受けてリスクが無いことがわかれば、少なくとも5年は癌が発症する可能性は無いと考える。すると1年あたり1.4万〜2.4万円の支出をして検査してるのに相当するわけで、1.4万/年で健康だと思えるならアリな範囲かな、と個人的には感じる。

Cantect は人間ドックみたいにどこまで調べるかによって値段が変わるようで、たとえば以下の赤坂AAクリニックだと13万円〜。

www.a3-clinic.com

ちなみに私が受けた検査はすべてこのAAクリニック。アフィリエイトやってるわけじゃないので宣伝でも何でもないけれど参考までに。

具体的にどういう結果が返ってくるのか

さすがに書類の公開は出来ないが、どの程度の判定が返ってくるのかと言うと、マイクロアレイ検査の場合、血液RNAを解析して検体が陽性・陰性どちら側にあるかを表で示している。わかりづらいのでひとつだけ例として上げることにする。

f:id:KeanuReeves:20160114162920j:plain

これは胆道の結果で、陰性群の端っこに検査検体があるので、陰性という判断結果。こういった感じで消化器各部についての結果がレポートされており、総合的なリスク評価が記載されている。

一番面白いのはsignpost の結果で、これは遺伝子を解析して以下の項目に該当する遺伝子を保有しているかどうか教えてくれる。

  • 肥満 要は体脂肪が燃焼しやすい体質かどうか
  • 酸化ストレス 細胞内の酸化が進みやすいか
  • 脂質異常 善玉・悪玉コレステロールが増えやすいか
  • 高血圧 その通り。血圧が高くなりやすいか
  • 血栓 エコノミー症候群になりやすいか
  • 高血糖 高血糖になりやすいか。インスリンが効く体かどうか

など。自分の結果で言うと、脂肪の燃焼が低下しやすい体質らしく、筋肉量を増やして太りにくい身体作りをしましょう、と書いてある。偶然にもジム通いは10年以上続けており筋肉量は平均以上にはあるはずなので、このまま続けていこうと思う。

最後に

singspot の検査結果は生まれ持った遺伝子の特性なので、基本的に一回受けて自分がどんな体質なのかわかれば、歳を取ったから体質が変わるということはないという認識。

ただ、マイクロアレイやCantect の方は同じ遺伝子検査でも、そのときの遺伝子の反応を見てリスク度を測るものなので、年齢や体調によって毎回異なるよう。

同じ遺伝子検査でも性質が異なるものだということを強調しておきたい。